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これも産経のバカ記事なのけ? 台湾のワクチン提供「有難う」広告の仕掛け人は日本人~




東京駅と大阪駅に「台湾から日本に伝えたい「ありがとう」」と題し、自撮りした男女の画像が散りばめられた巨大広告パネルが掲げられたそう。

善意の評価は、受けた側の気持ちが優先されるルールがある筈だ。

ところが、日本人は自らの善行に対して図々しく恩着せがましく、それを知らしめる手段に見境を無くす。

例えば、戦争直後、英軍機が佐渡、外海府海岸に不時着した時、住民総出で真冬の海岸に手造りの滑走路を築いた話を映画化した「飛べダコタ」。

感謝の映画化なら英国人がすべきで、日本人の映画陣がすることじゃない。

んじゃ、どうしてわざわざ日本の映画陣が、この秘話を知らしめる必要があったのか。

実は、英国人は機を回収する必要に迫られておらず、そそくさと船で本土に帰ったっていう話がある。

それを地域の有力者が良い恰好するために住民を煽り、真冬の海岸に手造りの滑走路を築かせた… 

だから英国は感謝の「か」の字くらいがあっても、それ以上のものは何もなかったって話もある。

小さな小さな片田舎のコミュニティに起きた有力者の図々しさと、それを許す烏合の群れが織りなす主従関係。

なんら称賛を受けることなく話が埋もれることに耐えられなくなった佐渡の一部が動いたとも思わせる映画化。

これこそ日本国会を牛耳るイナカ主義の原点。

「飛べダコタ」が描くべきは、そこにある日本の無作法な私欲の哀れだったと思うねんな。



「台湾から」と題された広告を企画したのは台湾在住のライター41歳と、会社経営者51歳。

台湾社会で巻き起こった日本賛美を日本へも伝えたかったらしい。

広告費はネットで。

JR東日本も協力。

が、台湾の意識を、施した側の日本人が操作するのは不自然で、無骨な介入だ。

この図々しさは極小地域のイナカ主義に通じて哀れでいて、また、見苦しい。




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