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佐渡汽船の無神経さ

(佐渡航路健全化掲示板から転載)

2009年の汽船割引大盤振る舞いで、さて2010年は?と期待されている釣り師の方々も少なくないと思いますが、当の汽船も新潟県も、現在まで音沙汰なし。
地元新聞では触れているのかもしれませんが、ここまで伝わって来ません。
まさか、去年の赤字分埋め合わせで、それどころじゃない!なんて事はないんでしょうけど…?

リンクでお世話になっている、佐渡が大好きな渓流師さんは、季節割引が不定期の上に、広告不足で利用できる機会を得られないと仰っていました。
島民、県民の負担に基く上場企業救済のための苦肉の策である季節割強行の言い分が、ここに生じる矛盾によって粉砕されます。

片手間であるという事は、無神経である、と言う事です。
そして、それ故、自覚がない。
物事は、悪化の一途を辿ります。

寺泊、赤泊を結ぶ高速船、「あいびす」の就航直後、団体客の増大を、汽船は誇りました。
本土の観光バスは寺泊まで。
あいびすで運んで島内は地元バスが引き継ぎます。
佐渡にとっては、2重3重の利益増です。
でも、それによる団体客側のメリットは、それに匹敵したか?というと、ガメチンは、そう思いません。

客達は、多少の時間的余裕を代償に、「荷物扱い」された挙句、観光旅行の重要な位置を占める筈の「見物」の1部を奪われます。
それは、佐渡航路を支え続けた日本海を代表する都市、新潟市の風情です。

しかも、大きな問題は、そこではありません。
あいびすの就航は2004年。
それ以降、この「荷物」足る団体客の増大は、汽船経営改善に全く役立てられなかったと言う結果へ結び付けられる事です。

汽船は、何をもって団体客増大を誇ったか?

通常、経営努力に立ち塞がる諸問題に対する1つの改善は、別の改善へ進展させます。
一切の問題解決が1つで片付けられると思わないのは、常識的人間の当たり前の神経です。
しかし、団体客増大が明らかになった年、汽船は何を仄めかしたか。
それは、赤字小木航路の封鎖です。

島民生活路に立ち塞がり、血税負担を当然と言って退ける汽船の次の「改善策」は、島民の足の粉砕でした。
この無神経さは、人間業じゃありません。



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